とんかつは、日本の料理で、豚肉をパン粉で衣をつけて揚げた料理です。以下に、とんかつの歴史の概要を紹介します。
とんかつの歴史
- **起源となる料理の登場(19世紀末):**とんかつのルーツは、19世紀末にさかのぼります。当初、肉料理が一般的ではなかった時代に、欧米の肉料理が日本に導入されました。特に、カツレツ(カットレット)が日本に紹介され、これが後のとんかつの発展に影響を与えました。
- **カツレツの日本での普及(20世紀初頭):**カツレツは、肉を薄く叩いて衣をつけ、揚げた料理で、日本でも広まりました。これは西洋の料理文化が取り入れられた一例で、やがて日本風にアレンジされていきました。
- **とんかつの誕生(1920年代〜1930年代):**とんかつが具体的な形で誕生したのは、1920年代から1930年代にかけてのことです。東京・浅草の料理店「かつや」が、初めてとんかつを提供したとされています。この店では、当初は牛カツが主流でしたが、後に豚肉を使用するようになり、それが広まっていきました。
- **戦後の普及とポピュラリティ(1945年以降):**戦後、食糧事情の厳しい中でもリーズナブルでボリューミーな料理として、とんかつは人気を博しました。多くの食堂やレストランで提供され、日本全国に広がりました。
- **派生メニューと進化(20世紀後半以降):**時が経つにつれ、とんかつはさまざまな派生メニューが生まれるなどして進化しました。例えば、カツ丼(とんかつを丼ぶりに載せた料理)やカツサンド(とんかつをパンで挟んだサンドイッチ)などがあります。
現在では、とんかつは日本国内外で親しまれる料理となり、多くのレストランやファーストフード店で提供されています。
山家(やまべ)の魅力
日本の定食屋でよくみられる抜群のホスピタリティが、ここ山家にもあります。値段は高くないのに客に満足感がのこる食事。「おもてなし」のなせる業です。過剰なサービスはない、お客もみんな黙って食事をする、各人がとても気持ちよく。レストランとしての高い完成度。
肉厚でボリュームがある、付け合わせはキャベツ、おしんこ、味噌汁、たったそれだけ。ころもは軽く、油はしつこく無い、旨い。清潔な店内はいつも満席で、食べ終わったら速やかに退出、またすぐに次の客が入るわけだ。女将は常に笑顔で気配りを欠かさず、たとえば、お茶が空になることがない。
これなら安いと誰もが思い、そして実際のところ非常に安価である。並んで待つのも仕方ないだろう。寒空の下、暑い夏の日、それでもここのとんかつが食べたいのだ。日本の定食屋は間違いなく世界に通用します。日本に来たら、ぜひ行ってみて。
東京都台東区上野4-5-1
11:00~(L.O.15:00) 17:00~(L.O.21:00)